1993/9/17
							　	　資料3-3

			DNSグループからの審議事項


＊ 国内向けネームサーバへの .NETドメインの登録について

・APNIC 関係で APNIC.NET を取得したが、海外リンクを使用できない組織か
らのアクセスを可能にするには、国内向けネームサーバへの登録が必要になる。

・APNIC 以外でも、CAREN.NET、IIJ.NET など、国内向けネームサーバへの登
録を希望するかもしれないドメインがあるので、これを機会に .NETドメイン
の国内向けネームサーバへの設定を開始することを提案する。

・技術的に、若干不安が残るので、「実験的な」ものとして開始する。APNIC 
については、(DNSグループの判断で) すでに設定を行った。

・「添付資料1」は、この設定を開始するにあたってのドキュメントである。

添付資料1
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	＝ 国内向けネームサーバへの .NETドメインの登録について ＝

			JPNIC DNS 管理グループ
			   (1993年 9月 7日)

InterNIC から .NETドメインを取得し日本国内で用いる場合に、海外への回線
を利用できない国内の組織との間でも通信を行えるようにするためには、その
ドメイン名を国内向けネームサーバにも登録する必要があります。JPNIC では、
日本国内で .NETドメインを利用しているケースが増えていることを考慮し、
.NETドメインを国内向けネームサーバへ登録する設定を実験的に開始します。

本ドキュメントでは、.NETドメインを国内向けネームサーバへ登録する手続き
と、関連する注意事項について述べます。

※ 本ドキュメントでいう .NETドメインとは、XXXX.NET の形のドメイン名の
ことを指します。

0. .NETドメインを国内向けネームサーバへ登録する設定方法は、技術的には
実験段階のものです。この設定により何らかの問題を生じた場合にも、JPNIC 
はいかなる責任も負いません。

1. InterNIC から取得した .NETドメインを国内向けネームサーバへ登録した
い場合には、.NETドメインに対するドメイン情報を作成し、通常の手続きで 
JPNICデータベースに登録して下さい。

2. .NETドメインの海外向けネームサーバへの登録については、JPNIC は 
InterNIC へ申請内容を中継する作業はしません。個々に、InterNIC へ申請し
て下さい。

3. .NETドメインの国内向けネームサーバと海外向けネームサーバは一致して
いなければなりません。一致していることを確認するために、JPNICデータベー
スに登録するドメイン情報中の海外向けネームサーバ欄には、国内向けネーム
サーバ欄と同じ内容を記入して下さい。

4. .NETドメインを国内向けネームサーバに登録する場合、そのドメイン名を、
いずれかの JPNIC会員ネットワークプロジェクトが接続を承認、かつ、海外へ
の回線を持ついずれかの JPNIC会員ネットワークプロジェクトが海外との接続
を承認している必要があります。ただし、組織で独自に海外への回線を持つ場
合は、この限りではありません。

5. .NETドメインを国内向けネームサーバから削除する場合は、その旨を 
query@db.nic.ad.jp 宛に申請して下さい (このケースは、機械処理されませ
ん)。

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