Pbackup  ...one-button-backup
Version 3.0.x 
Pbackup 
GPL, Copyright 2007 
Sigmund Berglund 

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目録

1. Pbackupに関して
2. バックアップタイプ
3. ジョブ
4. 主な設定
5. バックアップ
5.1. オプション
5.2. 設定
6. シンク
6.1. オプション
6.2. 設定
7. その他
8. 選択
9. 「静かな」モード


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[1] Pbackupに関して

特徴
- 3 種類のバックアップ (最近のバックアップ、フルバックアップ、シンク)
- CD / DVD / ローカルディスク / FTPサーバへの保存
- スケジューリングの為のバックアップジョブのビルド或いはマニュアルで実行
- バックアップファイルの還元
- 幾つかのバックアップを繋げる(チェン)
- 観察モード
- 結果を圧縮
- 要求小で、サイズも小
- 言語サポート
- ウィザードとドキュメント (/usr/share/doc/pbackup/help-LOCAL.txt)

翻訳者:
- French: Jean-Jacques Moulinier
- Norwegian: Sigmund Berglund
- Japanaese: nyu

要求:
- bash, busybox (或いは同等のもの)
- gtkdialog 0.7.15, xdialog
オプションで必要なもの:
- cdrtools (mkisofs, cdrecord)はCDを焼く為
- dvd+rwtools (growisofs)はDVDを焼く為
- curlはFTPを通してのファイルトランスファの為
- cronはスケジューリングの為

サポート/バッグキャッチ:
Trond Sandmo, PaulBx1, Veronicathecow, GeoffS,Dougal, Barry Kauler,
Mark Ulrich, GuestToo, Nathan Fisher, JasonPline, HairyWill, Trapster, TED DOG,
Sunburnt, Rarsa


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[2] バックアップの種類

< 最近のバックアップ >
最後のバックアップ後の新しく生成したファイルや変更したファイルを保存します。
最初実行したとき、与えられた日にちからファイルをコピーします。(デフォルト
は1/1/1970から全部含まれます。)二回めから実行すると、前回バックアップした
ファイルよりも新しいファイルをコピーします。バックアップする時はフルパスで
キープし、「Backup from date - to date/time」のトップディレクトリの中に保存
さります。

< フルバックアップ >
指定されたディレクトリにすべてのファイルを保存します。ファイルはフルパスで
キープし、「Backup date/time」と言うトップディレクトリの中に保存されます。

< シンク >
二つのディレクトリを同じくします。最初に運行した時、すべてのファイルをター
ゲット(save-to)にコピーし、次からはターゲットへ変更だけをアップデート
します。「シンク」が実行出来るのはターゲットがローカルディスクだけです
(ハードディスク、フラッシュカードなど)。ソースファイルとターゲットが同じ
ファイルシステムに保存されているのが一番安全です(ext、reiserなど)。それで
も二つの違ったファイルシステムを選択した場合、「CHECKATTRIBUTES」の
オプションをアンチックすることは可能です。ファイルを他のファイルシステムに
コピーした時、ファイルの名前とアトリビュートが違ったりします。「シンク」から
見ればファイルが異種として探知され、削除される恐れがあります。


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[3] ジョブ

各バックアップは各セットの設定を持っています。これらの設定は「ジョブ」
として保存されます。ジョブはいつもアクティブです。繰り返しますが、何時でも
アクティブです。その意味はバックアップを実行した時、設定はアクティブな
ジョブに保存されます(バックアップが完了後)。このジョブに対して現存の設定
に上書きされます。アクティブなジョブはメインウィンドの中に赤玉でマークされ
ます。

「Pbackup_default」と言うすでに定義されたジョブが有ります。一つのバックアップ
ジョブしか利用しないなら、設定を決めボタンを押すだけです。「default」ジョブ
として保存されます。違ったバックアップの管理では新しいジョブを生成しなくては
成りません。設定を決め、メニューから「NEW」を選択してください。そのジョブが
スケジュールされる場合は名前を聞かれます。バックアップに関するオプションと
設定は「NEW JOB - WIZARD」を選んで下さい。

幾つかのジョブを「チェン」(メニュー)で合併することが出来ます。チェンは
ジョブとして現れますがバックアップのステータスはチェンの中のジョブにアップ
デートします。チェン自身は何のステータスも有りません。

ジョブはユーザー(「マニュアル」)でスタート出来るし、与えられたタイム
スケジュールでもスタート出来ます。ジョブがスケジュールされている場合、
ジョブフィールドの「SCHEDULE」の列に現れます。ジョブを保存する時、前
もって定義されたスケジューリングオプションが有ります:
- 毎時間
- 毎日
- 毎週
- 毎月
- リアルタイム

「リアルタイム」は二分毎にバックアップします。「リアルタイム」はディレ
クトリを常時アップデートに保つ為の「シンク」にデザインしたものです。この
オプションを使う時は「ヒストリに書く」のアンチェックを考慮に入れてく
ださい。

スケジューリングも自由にエディット出来ます。手でもスケジュールエディタを
使っても構いません。「crond」と言うプログラムがスケジュールを管理してい
ます。ジョブは下記のファイルに保存されています:
/var/spool/cron/crontabs/$USER.

スケジュールを実行する前に、バックアップの停止を避けるため、警告を消す
ことを忘れないでください。


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[4] 主な設定 - 基本的にはPbackupは3個の設定を用います。

< ディレクトリから保存 >
バックアップするファイルやディレクトリのパスが含まれています。「Add」ボタン
(+)をクリックして、このリストにファイルツリーからディレクトリを選択して
下さい。「Remove」ボタン(ー)をクリックして、このリストからエントリーを
取り除いて下さい。デフォルトは個人の資料(メール、ブックマークなど)を保存
する$HOMEです。

< ディレクトリへ保存 >
バックアップファイルがどこに保存するかを指定します。一番初めは媒体を選択し
ます:CD、DVD、FTP-サーバ、或いはHD(ハードディスク、フラッシュなど...)。
CDやDVDを選択した場合はバーナーデバイスを指定し、HDではディレクトリを
指定し、FTPではアドレスとログイン情報を指定して下さい。一番最初実行した時、
保存する媒体をCDに設定し、CDバーナーを自動探知しようとします。「ディレク
トリへ保存」のディレクトリはあなたのメインデーターと同じハードディスク上に
有ってはいけません。バックアップファイルを同じハードディスクの違うパーティ
ションに保存すれば安全であると思わないでください。同じハードディスク上に有
ると、そのディスクがクラッシュしたら、ディスク上のすべてのデーターが壊れます。

< 期日から >
あなたのバックアップに一番古いファイルの「変更」期日が含まれています。この
フィールドのデフォルト期日は前回に成功したバックアップ期日です。ボンタンを
クリックしてカレンダーから違う期日を選択して下さい。
フォーマット: DD/MM/YYYY


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[5.1] バックアップオプション

< サブディレクトリを含む >
「サブディレクトリを含む」を選択するとリストされたバックアップディレクトリと
それらのサブディレクトリを全部バックアップします。デフォルトでは「オン」に成
ってます。

< シムリンクをフォロー >
- シムリンクが指すファイルをバックアップします。
- 「シムリンクをフォロー」を使うとPbackupは指定したディレクトリをバックアップ
します。もし、シムリンクがバックアップディレクトリを指したなら、底なしのループ
に成ってしまいます。
- FTP: 「シムリンクをフォロー」が「オフ」の場合、リンクは全然トランスファーし
ません。

< 結果を圧縮する >
- バックアップの結果を「.tgz」ファイルとして保存する。

< マルチセッション >
- 数回のバックアップを一枚のCDやDVDに保存出来ます。
- デフォルトは「オフ」で、セッションは一回だけです。これは一番コンパチブル
な方法です。しかし、一回だけでクローズしてしまうとそれ以上のバックアップは
保存出来ません。
- CDのマルチセッションを行う場合、「ジョリエット」と「シムリンクをフォロー」
のオプションの変更のお勧めは出来ません。オプションの変更をしてしまうとセッ
ションはクローズされます。DVDに対してはビルド・インの解決方法が有ります。
- 「マルチセッション」を使った場合、CD/DVDを焼くプロセスが失敗し、CD/DVDを
破壊されたら、早期のバックアップを失う恐れが有る事に気をつけて下さい。

< ジョリエット >
- 他のOSもCDやDVDが読める様に成ります。
- 「ジョリエット」がエラーの恐れがあります。


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[5.2] バックアップ設定

< バックアップから除外する >
- バックアップをしないファイルとディレクトリのリストをつくります。
- 除外されたディレクトリはそのサブディレクトリも含みます。

< 期日へ保存 >
- 「最新のバックアップ」の代わり。デフォルトはまだ今日です。重いバックアップ
を分けるのに便利です。

< これらのファイル名だけ >
- どのファイルをバックアップするかを指定します。レギュラーエクスプレッション
が使えます。例えば写真だけをバックアップしたい場合 (*.jpg)。

< マウントディレクトリ >
- バックアップディスクをどこにマウントするか。
- デフォルトは「/mnt/cdrom/」ですが、数個のCD-ROMを持っている場合はこのオプ
ションが使えます。


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[6.1] シンクオプション

< ゴミファイルをキープ >
- 古いファイルを削除しない。その代わり、それらのファイルは指定されたゴミディ
レクトリに移されます。
- デフォルトのゴミディレクトリは「/tmp/」で、パソコンをシャットダウンすると
ファイルは削除されます。これらのファイルを永久にキープしたければ、他の行き
先を指定して下さい。
- ソースファイルの編成を何度もやると、ゴミを多量発生します。そのゴミをキープ
するのは不合理です。ハードディスクのスペースと時間の浪費です。

< 主要パス >
- シンクファイルの前に完全なディレクトリ構成を作ります。
- 「主要パス」をディアクティブするとソースとターゲットが完全に同じく成ります。
目的の行き先が空で無かったら危険です。ソースファイルに無いデーターは削除されます。
- 「主要パス」をディアクティブすると警告が現れます。警告を「オフ」出来ます。
「その他」の項を参照して下さい。

< チェックアトリビュート >
- これをアクティブにするとPbackupはサイズ、時間、ユーザ、グループ、パーミッション
とリンク状態を比較します。
- ディアクティブするとファイルサイズだけを比較します。ソースとターゲットが違った
タイプのファイルシステムにある時に便利です。例えばFAT32とEXT3ではアトリ
ビュートが違います。ファイルを比較した時、マッチングが無いので、すべてをアップ
デートしなくては成りません。ファイルサイズだけを比較するのは100%安全では
有りませんが、違ったファイルシステムにとっては使えます。

< シムリンクをフォロー >
- シムリンクが指すファイルをバックアップする。
- 「シムリンクをフォロー」を使うとPbackupは指定したディレクトリをバックアップ
します。もし、シムリンクがバックアップディレクトリを指したなら、底なしのループ
に成ってしまいます。

< シムリンクをアップデート >
- シムリンクを他のファイルシステムにコピーすると、ターゲットでは作用しません。
「シムリンクをアップデート」をアクティブすると、ソースとターゲットは同じには
成りませんが、両方ともアクセス出来ます。リンクを還元する場合、このオプション
をディアクティブすれば出来ます。それ故、バックアップ時は「オフ」にして、シンク
時は「オン」にして下さい。
- 「シムリンクをアップデート」は遡及的には働きません。解決方法は最初「シムリ
ンクをフォロー」をアクティブして、それかれディアクティブします。これですべて
のシムリンクをアップデートします。


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[6.2] シンクの設定

< 「ディレクトリへ保存」の中の最近変更された或いは生成したファイルに動作する >
- ターゲット(ディレクトリへ保存)の中の新しいファイルをどうしますか。前回の
「シンク」後生成された或いは変更されたファイル。
- 三個のオプション:
1. 上書きしない - 新しいファイルを「ディレクトリへ保存」にキープする。これは
デフォルトで、この方法で双方シンクをします。ソースとターゲットの両方に働きか
けているとき、両方のディレクトリに保存したいファイルが有ります。最初一方向で
シンクし、「上書きしない」オプションを選びます。そして同じ事を他方向から実行
します。
2. 上書きする - ソース(ディレクトリから保存)から古いファイルをターゲットに上
書きする。
3. 「/tmp/pbackupSYNC/」にコピー - 気をつけてください。パソコンの電源を消し
たら、このディレクトリの中のファイルは消されます。

< チェックしない >
- シンクしないファイルとディレクトリのリストを作ります。
- 除外されたディテクトリはサブディレクトリも除外されます。

< ゴミディレクトリ >
- 「シンク」からのゴミファイルは安全な場所に保存出来ます。デフォルトは「/tmp/」
の中ですので、パソコンをリブートすると消されます。


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[7] その他

< ローカルドライブの自動マウントを許可する >
- 選択された目標のディスクを自動マウントをトライします。スケジュールされた
バックアップには有利です。目標のドライブはEXTファイルシステムをお勧めします。

< ヒストリログに書き込む >
- バックアップ後Pbackupがどんなステータス(成功、現状、エラー或いは観察)
を得られても、希望すればログファイルに書き込むことが出来ます。バックアップ
に成功したファイルは後ほど還元できます。
- 「リアルタイム」でシンクしている場合、ヒストリログファイルに書き込みをする
のはあまり良いアイディアでは有りません。ログファイルのサイズが非常に大きく
成ります。
- メニューからログヒストリをクリアすることが出来ます。

< 警告 >
- 警告は危険な状態を示します。続ける前に注意深く読んで下さい;警告が出るのは
理由が有ります。警告をデフォルトで「オフ」にすることが出来ます。普通、
「スケジュール」と「静かな」モードのバックアップでは「オフ」にします。
危険性を伴うことを充分考慮して下さい。

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[8] 選択

< テンポラリディテクトリ >
- CD/DVDを焼くプロセスでメインのファイルシステムが小さ過ぎる場合、このファイ
ルシステム以外にテンポラリストレージの設定が出来ます。一般では他のパーティ
ションを「/mnt/」にマウントします。
- 圧縮していないDVDを焼く時はテンポラリストレージは必要としません。

< すべての設定をリセット >
- 設定を初期状態にします。
- このオプションは何も保存しません。

< ヒストリをクリア >
- バックアップの情報をすべてクリアします。
- ファイルの削除は有りません。


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[9] 「静かな」モード

ターミナルでPbackupをパラメータ「-q」付けて実行する(pbackup -q "job1"
"job2")と静かにバックアップします。バックアップが失敗したときだけメッセー
ジが現れます。「静かな」モードはスケジュールバックアップの時用います。

バックアップの途中、中止を避ける為、スケジュールを実行する時は警告を
「オフ」にして下さい。