------------------------------------------------------------------------- | JPNIC公開文書著作権表示 (Copyright notice of JPNIC open documents) | | | | この文書はJPNIC公開文書であり、著作権は社団法人日本ネットワーク | | インフォメーションセンター(JPNIC)が保持しています。JPNIC公開文 | | 書は誰でも送付手数料のみの負担でJPNICから入手できます。また、こ | | の著作権表示を入れるかぎり、誰でも自由に転載・複製・再配布を行っ | | て構いません。 | | 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-2 風雲堂ビル1F | | 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター | ------------------------------------------------------------------------- IPアドレス割り当てにおけるJPNIC審議申請フォーム 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 最終更新 2001年 10月 5日 有効期限 2001年 10月 31日 *本文書について* この文書は、 2001年 4月 1日より有効となります。 本文書は、JPNICからIPアドレス割り当て管理業務(以下「IP割り当て管 理業務」)の委託を受けた事業者であるIPアドレス管理指定事業者(以下 「IP指定事業者」)が、アサイメントウィンドウサイズを超えるIPアドレ ス割り当てをJPNICに対して審議依頼する際に利用するフォームについて 解説したものです。 IPアドレス割り当て審議申請フォームの記入にあたっては、本文書をよ く読み、誤りのないようにしてください。 注意:本文書記載のフォームでは、従来使用していたJPNIC会員等の項目 名を使用していますが、当面の間、本文書記載のフォームをその まま利用してください。 *目次* 1. 申請の流れについて 2. 申請窓口 3. IPアドレス割り当て審議申請フォーム 3.1 記入にあたっての注意 3.2 各項目の説明 3.3 記入例 資料1. REMARKにおける記入例 1. 申請の流れについて IPアドレス割り当て審議申請に伴う処理の流れなどについては、以下の 文書を参照してください。 『IPアドレス割り当てにおけるJPNIC審議申請について』 2. 申請窓口 IPアドレス割り当て審議申請は、「IPアドレス割り当て審議申請フォー ム」の提出によって行われます。申請書は、電子メイルにて送ってくだ さい。FAXおよび郵送での申請は受け付けていません。 電子メイル judge@ip.nic.ad.jp 3. IPアドレス割り当て審議申請フォーム ------------------------------------------------------------ # EVALUATION TEMPLATE V 1.0 # Network Information: [ネットワーク情報] a. [IPネットワークアドレス] b. [ネットワーク名] f. [組織名] g. [Organization] h. [郵便番号] i. [住所] j. [Address] m. [運用責任者] n. [技術連絡担当者] p. [ネームサーバ] p. [ネームサーバ] y. [通知アドレス] B. [network-plan] B. [network-plan] D. [old-network] D. [old-network] E. [審議番号] F. [会員略称] [備考] ------------------------------------------------------------- 3.1 記入にあたっての注意 JPNICデータベースで使用することができる文字種等の制限等は、以下の 文書で解説されています。あわせて参照してください。 『JPNIC データベース 登録・変更ガイド:一般向け』 4. JPNIC 登録フォーム記入上の注意 このフォームの先頭には、フォームのバージョンとフォームの種別を識 別するための固定された2行が必要になります。 IPアドレス割り当て審議申請時に利用するフォームの先頭の2行は、以下 のようになっている必要がありますのでご注意ください。 ------------------------------------------------------------------------- # EVALUTION TEMPLATE V 1.0 # Network Information: [ネットワーク情報] ------------------------------------------------------------------------- 最初の行はIPアドレス割り当て審議申請フォームのバージョンを示しま す。この行は一切変更を加えずにこのフォームの先頭に必ず記述してく ださい。 2行目はフォームの種別を示すものです。この行も一切変更を加えずに、 必ずフォームの2行目に記述してください。 3.2 各項目の説明 以下に、申請時に利用するフォームに記述する項目の詳細な説明をしま す。 3.2.1 ネットワーク情報フォーム項目について a. [IPネットワークアドレス] *必須* 割り当てを行う予定のIPネットワークアドレスを記述してください。IP ネットワークアドレスが未定の場合は、プライベートアドレスを記述し てください。 なお、/24未満の割り当て時には、アドレスプリフィクス形式で登録して ください。 例)192.0.3.0/29 この項目は複数の記述が可能です。 b. [ネットワーク名] *必須* このネットワークを表す、意味のある任意の文字列を記入します。 ネットワーク名は、インターネットレジストリの整合性チェックなど、 主として管理目的に使用されます。 ネットワーク名には、ネットワークが割り当てられる組織に関連のある 名前を使用するようにしてください。 また、英大文字, 数字, "-" (ハイフン) のみを用いて 12 文字以内で 記述してください。 複数のネットワークアドレスが同じネットワーク名を持つことも可能です。 f. [組織名] *必須* g. [Organization] *必須* ネットワークを運用する会社、組織、などの正式名称を記入してくださ い。 h. [郵便番号] *必須* i. [住所] *必須* j. [Address] *必須* 組織が所在する住所を記述してください。 m. [運用責任者] ネットワークの運用責任者のJPNICハンドルを記述してください。 運用責任者は、割り当てられたIPアドレスを使用する組織の責任者です。 申請する組織の役員、構成員または従業員の中から選任してください。 運用責任者は、割り当てられたIPアドレスの使用その他JPNICとの関係に 係わる一切の事項に関して、組織を代表し、または代理する責任がある ものとします。 JPNICハンドルが割り当てられていない人が担当者の場合には、空欄と してください。 n. [技術連絡担当者] ネットワークの技術担当者のJPNICハンドルを記述してください。 技術連絡担当者は、割り当てられたIPアドレスを使用するネットワーク に関する技術的、事務的等の全般的な問い合わせに対応する人です。 技術連絡担当者は、割り当てられたネットワークの日常的な運用に責任 を持つ人物でなければなりませんが、そのネットワークの所在地に必ず しも物理的に居る必要はありません。 また、その組織の構成員ではないプロバイダの技術担当者であってもか まいません。 技術連絡担当者はもし可能であれば2名以上登録してください。 JPNICハンドルが割り当てられていない人が担当者の場合には、空欄と してください。 この項目は複数の記述が可能です。 p. [ネームサーバ] ネットワークが参照するネームサーバを記述してください。 ホストのホスト情報が JPNICデータベースに登録されていない場合は、 空欄としてください。 この項目は複数の記述が可能です。 y. [通知アドレス] [ネットワーク情報]が変更登録された場合に通知すべき電子メイルアド レスを記述してください。 通知すべき電子メイルアドレスがない場合には、空欄としてください。 この項目は複数の記述が可能です。 B. [network-plan] *必須* 新規に構築するネットワークの詳細情報をサブネット毎に以下のフォー マットで記入してください。要素中および要素間には改行を含めないで ください。 ただし、プライベートアドレスを用いて構築する部分については記入し ないでください。 [network-plan] address mask connect n0/n1/n2 remark[division,purpose] address : ネットワークアドレス 申請時に割り当てるアドレスが確定していない場合には、 代わりに10.0.0.0 からを使用して記入してください。 mask : サブネットマスク connect : YES、NO または PART YES : インターネット接続する NO : インターネット接続しない PART: パートタイム接続(たとえばダイヤルアップ接続 など)の場合 n0 : そのサブネットの直後のホスト数 n1 : そのサブネットの6カ月後のホスト数 n2 : そのサブネットの1年後のホスト数 remark : ネットワークの使用組織、用途(目的)を記入してください。 日本語(全角)、英語(半角)表記が可能です。 例) ・division:組織 本社,支社、販売、情報システム ・purpose :目的 ダイヤルアップ、サーバ、 ネットワーク 資料1にも例を掲載していますので参考にしてください。 この項目は、すべての要素の記述が必要です。 この項目は複数の記述が可能です。 D. [old-network] 現在、割り当てを受けているアドレスで構築しているネットワークの構 成をサブネット毎に記入してください。要素中および要素間には改行を 含めないでください。 ただし、プライベートアドレスを用いて構築している部分については記 入しないでください。 [old-network] address mask connect n0/n1/n2 remark[division,purpose] address : ネットワークアドレス mask : サブネットマスク connect : YES、NO または PART YES : インターネット接続する NO : インターネット接続しない PART: パートタイム接続(たとえばダイヤルアップ接続 など)の場合 n0 : そのサブネットの直後のホスト数 n1 : そのサブネットの6カ月後のホスト数 n2 : そのサブネットの1年後のホスト数 remark : ネットワークの使用組織、用途(目的)を記入してください。 日本語(全角)、英語(半角)表記が可能です。 例) ・division:組織 本社,支社、販売、情報システム ・purpose :目的 ダイヤルアップ、サーバ、 ネットワーク 資料1にも例を掲載していますので参考にしてください。 この項目を記述する場合、すべての要素の記述が必要です。 この項目は複数の記述が可能です。 E. [審議番号] この欄は空欄としてください。 F. [会員略称] *必須* IP指定事業者である場合には、[JPNIC会員情報](指定事業者情報)の     a. [会員略称]と同じ文字列を記入してください。 [備考] 上で述べた以外の申請の正当性を主張するために役立つと思われるその 他の任意の詳細情報を記入することができます。 特に、ネットワークトポロジを表す図表や、アドレス空間利用およびサ ブネット計画の根拠を示す詳しい説明があれば、JPNICにおいて何らか の疑問点が生じたとしても、接続組織のネットワークに関する必要条件 を理解しやすくなるため、それだけ早期に要求が処理されることになり ます。 3.3 記入例 ここで示す記入例は、以下の条件のIP指定事業者の例です。 ・[会員略称]は「XYZ-NET」であり、アサインメントウィンドウは /27 である。 ・XYZ-NETは「学術ネット協議会」という新規の接続組織を接続しよう としており、学術ネット協議会から受け取った利用計画から、/25の 割り当てが妥当だと判断した。 ・/25 は XYZ-NET のアサインメントウィンドウの大きさを超えるため、 IPアドレス割り当て審議申請を行う。 ・学術ネット協議会からは、審議情報としてネットワーク構成図が提 供されていた。 このIP指定事業者のIPアドレス割り当て審議申請フォームの例を以下に 示します。 ------------------------------------------------------------------------ # EVALUATION TEMPLATE V 1.0 # Network Information: [ネットワーク情報] a. [IPネットワークアドレス] 192.0.4.128/25 b. [ネットワーク名] ABC-DUP-NET f. [組織名] 学術ネット協議会 g. [Organization] Science Council Net Conference h. [郵便番号] 101-0052 i. [住所] 東京都千代田区神田小川町1-2 j. [Address] 1-2, Kandaogawa-chou, Chiyoda-ku, Tokyo 101-0052, Japan m. [運用責任者] n. [技術連絡担当者] JG000JP p. [ネームサーバ] p. [ネームサーバ] y. [通知アドレス] jiro@nic.ad.jp B. [network-plan] 10.0.0.0 255.255.255.248 YES 5/ 5/ 5 Gateway Segment B. [network-plan] 10.0.0.8 255.255.255.248 YES 3/ 3/ 4 NOC B. [network-plan] 10.0.0.16 255.255.255.240 YES 4/ 7/12 小川町サーバ B. [network-plan] 10.0.0.32 255.255.255.224 YES 11/15/20 小川町デモルーム B. [network-plan] 10.0.0.64 255.255.255.248 YES 2/ 4/ 4 小川町Firewall B. [network-plan] 10.0.0.72 255.255.255.248 YES 3/ 3/ 4 お茶の水Firewall B. [network-plan] 10.0.0.80 255.255.255.240 YES 6/10/12 お茶の水実験用 B. [network-plan] 10.0.0.96 255.255.255.240 YES 5/ 8/10 根津LAN D. [old-network] D. [old-network] E. [審議番号] F. [会員略称] XYZ-NET [備考] 接続組織のネットワーク構成を以下に示します。 XYZ-NET | | GWルータ | 小川町・Gateway Segment ======================================================================================= | | | | ルータ----+ ルータ ルータ ルータ | | | デモルーム | NOC | | サーバセグメント | | -------------------- ---+-+--+-- | --+-+---+---+---------- | | △.........△..... △ △... | △ △ △ ..... | | デモマシン ..... NMS NMS...| WWW FTP Mail ..... | | | 根津ルータ +--------お茶の水ルータ------+ | | LAN |サーバ |Firewall |Firewall ----+---+-+-- ------+------ --+--+-+--- --+--+----- △△.. △△... △△△△△... △△... △... 実験 | | 実験用サーバ | | | ----- ----- ----- 所内LAN 所内LAN 所内LAN ------------------------------------------------------------- 資料1 REMARKにおける記入例 ・division:組織 本社,支社、大阪支社、名古屋事業所、福岡工場 経理、総務、開発、販売、情報システム、計算機センター 東京NOC、大阪AP HQ,Branch,R&D,Marketing,Sales support-group,customer-svc ・purpose :目的 バックボーン、サーバ、ダイヤルアップ LAN、WAN、ネットワーク R&D-network,HQ-net dial-up,dialup-ports,servers,point-to-point 以上 *関連文書* 「IPアドレス割り当てにおけるJPNIC審議について」 (http://www.nic.ad.jp/jp/regist/ip/doc/ip-addr-evaluation-process.html) 「JPNIC データベース 登録・変更ガイド:一般向け」 (http://www.nic.ad.jp/jp/regist/db/doc/db-guide.html)