SMBTAR(1)

名前

smbtar - SMB の共有ディレクトリから UNIX のテープ・ドライブへバックアップを行うためのシェル・スクリプト

形式

smbtar -s server [ -p password ] [ -x service ] [ -X ] [ -d directory ] [ -u user ] [ -t tape ] [ -b blocksize ] [ -N filename ] [ -i ] [ -r ] [ -l log level ] [ -v ] filenames...

説明

このプログラムは Samba スイートの拡張である。

smbtar smbclient に加わるとても小さいシェル・スクリプトであり、 SMB の共有ディレクトリをテープへダンプする。

オプション

-s server

-x service

-X

-d directory

-v

-p password

-u user

-t tape

-b blocksize

-N filename

-i

-r

-l log level

環境変数

TAPE 変数は書き込み先となる既定のテープ・デバイスを指定する。 -t オプションで無効にできる。

バグ、制限事項

smbtar はふつうの tar とは異なるオプションを受け取り、 tar は smbclient から起動される。

警告

セキュリティにいっそうの注意を払っているサイトでは、 スクリプトが PC のパスワードを扱うやり方を好まないだろう。 バックアップと復元は共有全体で動作し、ファイル一覧で動作する。 smbtar は GNU tar をもってすれば最適に動作するが、 ほかのバージョンの tar ではうまく動作しないかもしれない。

バージョン

このマニュアルは Samba スイートのバージョン 1.9.15p8 向けに校正されている。

参照

smbclient (8), smb.conf (8)

診断

smbclient コマンドの診断を参照のこと。

作者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell (samba-bugs@samba.org) によって作成された。 また、Andrew はこのプロジェクトのソースの管理者でもある。

Ricky Poulten (poultenr@logica.co.uk) が tar 拡張およびこのマニュアルを作成した。 smbtar は Martin Kraemer <Martin.Kraemer@mch.sni.de> によって大幅に書き直され、 改良された。 拡張、改良、バグ修正などを提案して頂いたみなさんに大いに感謝します。

貢献者の完全な一覧、バグレポートやコメントなどの提出方法の 詳細については smb.conf (5) を参照してほしい。

日本語訳

佐藤文優 (fumiya@cij.co.jp)
最終更新日 1998/09/09