TESTPRNS(1)

名前

testprns - smbd で有効なプリンタ名かどうかの検査

形式

testprns printername [ printcapname ]

説明

このプログラムは Samba スイートの一部である。

testprns は簡単なテスト・プログラムで、 与えられたプリンタ名が、 smbd が提供するサービスとして有効かどうかを判定する。

この場合の「有効」とは、「指定された printcap で見つけられる」ことを意味する。 このプログラムはかなりまぬけである。 したがって、用いる printcap ファイルは常に指定するようにするのが賢明である。

オプション

printername

printcapname

ファイル

/etc/printcap

環境変数

使用しない。

インストール

サーバとそのサポート・ファイルをどこに置くべきかは、 各システム管理者が判断すべき問題である。 よって、以下はただの提案である。

testprns プログラムは /usr/local/samba 階層下のディレクトリにインストールし、 そのディレクトリは全ユーザから読み出し可能、root のみ書き込み可能に するのが良いだろう。 プログラムはすべてのユーザから実行可能にするべきである。 プログラムに setuid または setgid を付けないように!

バージョン

このマニュアルは、(主に) Samba スイートのバージョン 1.9.00 と、 それに対応する最新のパッチのいくつかを追加したものに適用される。 これらの記録は、必然的にソフトウェアの開発より遅れることになるため、 あなたのバージョンのサーバに拡張があったり、パラメータの意味が異なったり、 マニュアルに記述されていないパラメータが存在する可能性がある。 これらの問題があったら、下記のアドレスに通知してほしい。

参照

printcap (5), smbd (8), smbclient (1)

診断

プリンタが有効とわかると、 メッセージ「Printer name <printername> is valid」が表示される。

プリンタが無効とわかると、 メッセージ「Printer name <printername> is not valid」が表示される。

このプログラムにより、 smbd の動作中に通常記録されるすべてのメッセージと同じものが 現在の作業ディレクトリの test.log に記録される。 プログラムはデバッグ・レベル 3 で動作するため、 かなり詳細なログ情報が出力される。 エラーや警告が出た場合には、ログを注意深く調べてみると良い。

そのほかのメッセージは読めばわかるだろう。

バグ、制限事項

知られているものはない。

作者

オリジナルの Samba ソフトウェアと関連するユーティリティは、 Andrew Tridgell (samba-bugs@samba.org) によって作成された。 また、Andrew はこのプロジェクトのソースの管理者でもある。

testprns プログラムとこのマニュアルは Karl Auer によって記述された。 バグ報告は samba-bugs@samba.org まで。

貢献者の完全な一覧、バグレポートやコメントなどの提出方法の 詳細については samba (7) を参照してほしい。

日本語訳

佐藤文優 (fumiya@cij.co.jp)
最終更新日 1998/09/09

校正

中野武雄 (nakano@apm.seikei.ac.jp)
山口一郎 (ymgch@cij.co.jp)